マシュマロの大沼です。
大分暖かい日も増えてきて過ごしやすい季節になってきました。
もうそろそろ家の近所の桜並木も少しずつ花を咲かせて来るのではないでしょうか。
待ちどおしい限りです(^-^)
コロナが流行りはじめてからはなかなか桜の下で宴会とはいきませんがきれいな桜並木を歩くとそれだけで何か幸せな気持ちになれます。
桜の花は日本人に昔から愛されてきた花ですが花見の風習が始まったのは、奈良時代といわれています。
当時の貴族たちが愛でたのは桜ではなく、中国伝来の梅の花だったようで、実は『万葉集』にも、桜より梅を詠んだ歌の方が多く出てるそうです。
それが平安時代になると、花見は梅から桜が中心とななり、桜を愛でる花見は日本独自の文化となりました。
桜といえば、ソメイヨシノを思い浮かべる人が多いと思いますが、近い将来、絶滅するかもしれないといわれているそうです。
なぜなら、ソメイヨシノはエドヒガン系の桜とオオシマザクラの交配で生まれた、一代限りの“クローン桜”だからだそうです。
ソメイヨシノは江戸末期から明治の初め、現在の東京都豊島区にあった染井村の植木職人たちによって育成されたのが始まりで、当初は桜の名所・奈良県吉野山にあやかって「吉野桜」と呼ばれていました。
しかし、それでは吉野産の桜と誤解されるので、産地の「染井」を付けて「染井吉野」に改名されました。
クローン桜は種が発芽しないため、挿し木などで増やされてきたようです。
ただ、株がどれもほぼ同じ性質なので、病気や環境の変化に負けると、一斉にダメージを受ける可能性があるそうです。
ソメイヨシノの寿命は約60年という説もあり、戦後に大量に植えられたソメイヨシノが同時期に寿命を迎えて一気に減ってしまうかもしれないともいわれています。
ただ、樹齢100年以上のソメイヨシノもわずかながら現存するようなので、できるだけ長生きして私たちの心癒してもらえるといいですね(^.^)